早稲田大学創造理工学部 経営システム工学科
経営システム工学研究室 教授写真

椎名 孝之 教授

Takayuki SHIINA

■所属/専攻
経営システム工学科、経営システム工学専攻

■専門分野
オペレーションズ・リサーチ

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オペレーションズ・リサーチ
数理計画法の専門家

本研究室では、オペレーションズ・リサーチ(OR)および数理計画法の研究を行っています。ORの手法は社会や日常の活動の中で、幅広く応用され、その考え方は経営システム工学の根幹をなしています。ORは、数理モデルを用いて問題を解決するための手段となるもので、工学的システムの設計から、組織の運用、企業経営まで、多種多様な場面に応用されており、社会や企業の活動における問題解決や意思決定に役立っています。ORの代表的な手法には、制約条件の下で目的関数を最適にする解を求める数理計画法(最適化手法)があります。しかし、現実の問題では、不確実な状況下でのリスクを含んだ意思決定を行わなければならず、多くの課題が残されています。このような問題に対処する方法としては、確率変数を含んだ数理計画法である確率計画法があります。 従来は設計、計画、運用などの問題に対して、確定的な条件下で数理計画法が用いられてきましたが、実問題に適用可能な、確率計画法に基づく数理計画モデルとその効率的な解法が求められています。

研究室メンバー

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学部4年

岡 紗百合

椎名研究室は、オペレーションズリサーチ(OR)をテーマに研究しています。授業でORを勉強した際は、数式ばかりで難しい分野であると思っていました。しかし研究室に配属されるとORは多様な分野に適用できる学問であり、好きなテーマを選んで研究できる点が魅力的だと感じるようになりました。実際に研究室のメンバーも配送問題、プロジェクト管理や鉄道、スポーツスケジューリングなど思い思いのテーマで研究を行っています。また先生は丁寧に指導してくれる上に、生徒同士分からない点を教えあう雰囲気もあるので、充実した研究生活を送れます。

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学部4年

高市 智章

私は、交通ネットワークへの多期間にわたる投資決定問題を考えています。椎名研究室では、数理計画法の現実問題への応用を取り扱っています。数理計画は社会の多種多様な場面に適用されていますが、現実の問題には、不確実要素を伴う場合が多くあります。不確実な状況下での意思決定にはリスクが含まれるため、現実システムの不確実性をモデル化し、確率計画法によるモデル化と解法の研究を行っています。

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学部4年

諸岡 祐太

私は、鉄道分野へのオペレーションズ・リサーチの応用研究を行っています。特に、鉄道の車両運用計画を考えています。 この問題は、巡回セールスマン型モデルとして取り扱うことができます。列車を頂点とし、列車間をつなぐ多重枝からなる有向ネットワークを考え、各頂点をちょうど一回訪れ、長さを最小にする閉路を求める問題として定式化を行いました。交通や鉄道の問題が、このような数学的な問題として効率的に解けるというのは驚きでした。数理的な手法が、現実の問題に応用できることに大きな興味を持っています。

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修士1年

李 宜格

私が関心を持つオペレーションズリサーチの適用分野は、ロジスティクスです。中国では、物流システムは効率的に設計されておらず、ほとんど標準化されていない状態にあります。実際の企業における計画は、商品や製品の品種も多く、大規模な配送センターにおける輸送方式も多様であるため、複雑な問題になります。 私はこれらの問題に対して、ロジスティクス分野が発展している日本の物流システムを参考に調査を行っています。大規模な数理計画や確率的な変動などの要素を考慮して、ORで配送経路や倉庫の建設場所の選択などのロジスティクスに関する最適化問題の研究を行う予定です。