檀 寛成 教授

Hiroshige DAN

■所属／専攻
経営システム工学科、経営システム工学専攻

■専門分野
数理最適化、オペレーションズ・リサーチ

数理的手法で組織の意思決定を支える理論から応用までのオールラウンダー

私は、組織運営の効率化や組織経営上の意思決定を支援するための数理的手法に関する研究を行っています。企業や国・自治体などの各種組織を取り巻く経営上の環境は、年々複雑になっています。その中で、組織を持続的かつ効率的に運営するためには、数理的な手法とコンピュータの力を用いた意思決定支援が不可欠です。
意思決定支援の手法には様々なものがありますが、私の研究室では、研究の対象として、数理最適化とネットワーク分析を想定しています。数理最適化とは、分析対象の持つ目的や制約を数学的に定式化し、制約の下で目的を最良にする状態を求めるための手法です。ネットワーク分析とは、人や組織のつながり（ネットワーク）を分析する手法の総称ですが、その中でもネットワークを構成する要素を正しく評価する手法に興味を持っています。このような手法の基礎・応用研究を通じて、研究力と技術力を高いレベルで備えた人材を輩出することを目指します。