早稲田大学創造理工学部 経営システム工学科
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高橋 真吾 教授

Shingo TAKAHASHI

■所属/専攻
経営システム工学科、経営システム工学専攻

■専門分野
システム理論、ソフトシステム科学

>研究室WEBサイト

現代のシステム科学を切り拓く
システム方法論の専門家

高橋研究室では、システム思考をベースに「ビジネス複雑性への意思決定支援」のための研究を行っています。システム思考は、本質的な要因とそれらの関係はどうなっていて、システム全体としてどういった影響を互いに及ぼし合っているのかを考えます。システム思考は現代の複雑な社会システムを考える際には不可欠です。研究室で現在扱っているテーマは、たとえば環境に適応し学習する組織、消費者行動と市場との相互作用、イノベーションのメカニズム、テーマパーク等での混雑を改善する方法、問題解決のための創造的な話し合いの方法論等があります。それらに対し社会でのさまざまな問題を改善するためのシステム方法論や、複雑な社会システムをモデル化してどういう可能性が起こりえるのかを可視化する社会シミュレーションなどにより接近し、社会システムの複雑性を解明し、問題を抱える人々の支援を目指しています。研究室の研究・教育では、複雑な状況でも全体を見てしっかり考えられる力を養うことをとくに大事に考えています。

研究室メンバー

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修士2年

中村 晃二

「研究って意外と楽しいな。」あきっぽい私がこのように思うことができたのは高橋研究室という環境のおかげです。研究は一人で悩んでいるだけでなく、同期や先輩・後輩との議論の中からイノベーションが生まれます。高橋研究室には常に人がいて(研究している人ばかりではありませんが…)普段の研究室生活から研究内容に関する議論があちらこちらで行われています。また、定期ゼミやゼミ合宿、飲み会など、縦と横のコミュニケーションが活発です。高橋先生も優しく親身に話を聞いてくれます。この研究室で苦楽を共にした仲間は私の財産になっています。

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修士1年

松本 修

「真ん中に一番大きな机が置いてある」これが僕が高橋研を志望した理由です.高橋研では「指導は最高の学びである」という高橋先生の教育のもと,修士が4年生のアドバイザーとなり,一緒に相談に乗りながら卒論を進めていきます.せっかく研究室という『場』にいるのに交流がなく個人プレーで研究をしていては寂しいだけでなく,研究もうまく進みません.さらに対話をすることで研究室内の仲も良くなります.先輩後輩の垣根を越えて,一緒に箱根や草津に遊びに行ったりフットサルをしたりとメリハリをもって遊んでいます.よく学びよく遊ぶとても大切な仲間が高橋研にはたくさんいます.

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修士1年

後藤 慧展

「社会は複雑で不確実なものである」このようなことを聞いても何のことだかわからないという人もいると思います。簡単な複雑性の例は交通渋滞です。交通渋滞は車同士の相互作用によって発生します。なので、具体的にドライバーのどういった行動が交通渋滞の原因となるのかわかりません。高橋研究室ではこの原因を探り、渋滞を緩和するにはどうしたら良いかといった施策をシミュレーションを行い評価するといった研究をしています。このアプローチは様々な日常の問題を解決するのに使えます。そのため高橋研での学習が日常生活をより豊かにしてくれるかもしれません。

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学部4年

島田 英里子

高橋研究室では、社会シミュレーションについて研究しています。社会シミュレーションの手法は幅広く応用できるので、メンバーの研究内容は多岐にわたっています。 私の卒業研究では、空港での歩行者の流れが案内サインの配置位置によってどのように変わるのかを表現するシミュレーターの改良を行っています。 今までの勉強とは違い、まだ誰もやっていないことをやる研究に苦戦することもありますが、先生からの厳しい指導や先輩からのアドバイスをいただきながら、進めているところです。