三井物産株式会社/2009年度卒業・2011年度修了
益満崇
メキシコ駐在中によく旅行したカンクンにて
経営システム工学科のカリキュラムでは、他の学科と比較して社会の実務を意識されて構成されていることから、相手から求められている本質を見抜き、効率よく効果的に解を出す力が付きます。多岐に亘る山積みの仕事を並行して処理しなければならない商社では必要不可欠な能力だと日々感じています。同僚の話を聞いても、大学で学んだことがこんなにも社会人になって生きる学科はとても珍しいようです。PCスキル等、入社後に学ぶ基礎能力も習得出来る為、Day1から重宝されたことは今でも記憶に残っています。
学年が上がると工場実習等の社会と触れ合う機会もあり、私もいくつかのプログラムに参加しましたが、問題が何か分からない現場に赴き、限られた時間の中で課題を発見し解決策を考え、相手に伝わるように資料を準備してプレゼンをする一連の流れは、まさに現在のあらゆる仕事で繰り返し行っていることです。
正直申し上げると、当時は将来応用が利きそうな経営でも学ぼうと軽い気持ちで入学しましたが、経営システム工学科及び経営デザイン専攻(大学院)での6年間を経て社会人になり、その後メキシコの赴任や、中南米を飛び回る今の生活を改めて振り返ると非常に良い選択だったと実感します。まだ自分の進むべき将来が決まっていない高校生の皆さんには、将来の可能性を広げられる経営システム工学科はお勧めの進路です。
(2018年度作成)
株式会社野村総合研究所/2014年度卒業
佐藤真理子
アメリカ・ダラスでプロジェクトメンバーと。
(右から2番目が佐藤)
経営システム工学科における、経営に関わる要素を幅広く学べる点、実ビジネスの中で「問題解決」までの段取りや思考を実践的に学べる点が、大学卒業後に大きく役立つ部分だと思います。
経営に関わる要素を幅広く学べるという点ですが、本学科では経営全般に関わる分野がカリキュラムとして用意されています。私はコンサルティング会社に就職し、プロジェクトチームの一員として企業の経営層に対してアプローチをする仕事をしています。経営者からの相談や問題を解決する為の知識として、まさに本学科で学んだコーポレートファイナンス・統計・生産管理・ロジスティクス、人間工学等は必要不可欠であり、社会人の第一歩から大きなアドバンテージを得ていたと感じました。
2点目の、実ビジネスの中で「問題解決」までの段取りや思考を実践的に学べる点についてですが、本学科では複数の企業提携インターンを実施しています。一般的に高校までの授業や試験では、答えがある事を勉強する事が多いと思いますが、企業提携インターンでは実際の企業・組織・社会で起きている答えのない問題に対して、現場の業務観察・分析に基づいて「問題解決」までの段取りや思考を実践的に学ぶ事が出来ます。
上記のように、経営システム工学科では経営要素を幅広く学べて、実践力を養えるという学びの観点で充実しています。それに加えて、広い視点を持ちバラエティに富んだ同級生ばかりですので、楽しい学生生活が送れると思います。
(2018年度作成)
株式会社NTTデータ/2013年度卒業
木村美月
株式会社NTTデータ本社にて
私は、現在社会人5年目を迎えています。NTTデータの金融系の部門に配属され、おもにクレジットカードのシステムを製造しています。まだ若手なので設計やプログラミングをすることが多いですが、メンバーの進捗管理も任されるようになってきました。仕事の厳しさとともに面白さを発見する毎日を送っています。
経営システム工学科は、統計や数理・情報処理など経営に関する技術を深く学ぶことができます。つまり、社会に出てどのような分野の仕事に就いても武器となる知識を身に付けることができるのです。私の場合は、統計と情報処理が進路を決定づけてくれるものとなりました。今の仕事で自信を持ってアピールできる力になっています。
また、職場には多くの卒業生が所属して早稲田の絆を結んでいます。困ったときやキャリア設計の相談など、先輩がたくさんいる心強さもあります。
高度な情報化社会となり、その情報をどのように整理し活用していくかが大きな課題となっています。経営システム工学科は、人・もの・金の観点からよりよい社会のしくみをつくるためのプロセスを学ぶ場です。社会に出るときに必要な技術を身につけ、また心強いたくさんの仲間を作ることができる経営システム工学科でぜひみなさんの未来を育ててください。
(2018年度作成)
三菱商事株式会社/2009年度卒業・2011年度修了
付洋帆
インド長期出張中におけるタージマハール観光!
経営システム工学は、簡単に言えば、理系の考え方で経営の問題解決を図る学問です。
MBAなどの経営学の要素も学ぶことになりますが、それ以上に経営工学的アプローチによる問題発見、問題解決方法を学ぶところで、日本においても希少価値が高い学問です。
将来いずれは企業の経営に携わりたい、経営に近いポジションで働きたい、起業したいと考えている皆さん、ここで勉強すれば将来圧倒的に有利に立てます!
私は経営システム工学科、経営デザイン専攻の6年間で、企業の実務や問題を沢山研究し、先生方、場合によっては企業と一緒に課題解決を図る機会を沢山持てました。学生の内から高い頻度で社会に触れることが出来、就職活動時も、会社に入ってからでも周りより一つ高い視点に立つことが出来ていたと自負しております。
現在は総合商社に勤務。如何にも文系の仕事のように見えますが、様々なリソースを組み合わせてビジネスを設計、評価、経営していくことを求められるので、実は最も経営工学が活きる仕事なのです!皆さんも将来の就職先の候補として是非ご検討ください!笑
現在の時代は一つの会社が責任を持ってくれて生涯安定ということは絶対にあり得ません、かつ皆さんもそのような価値観ではなくなっているはずです。
様々なレベルには分かれますが、社会で勝負出来る為には、会社、事業、商売、あるいは個人の価値をしっかり自分で設計、創造し、さらにそれを自分主体で効率よく経営できること(≒問題解決を図れる)が競争力となる時代だと思います!
様々なレベルの経営における幅広い可能性の模索と深い理系的問題解決能力を醸成できる経営システム工学科(更にビジネスの設計能力など力を身につけるには是非大学院まで)の門を是非叩いてください!
(2018年度作成)