早稲田大学創造理工学部 経営システム工学科

Q&A

Q. どんな学生に向いていますか?

A. 以下のような方々に向いています。

・情報技術を勉強したいが、ハードウェアというより、社会と情報技術の接点について興味がある。

・数学は好きで、理系志望だが、機械や電気というより、社会や経営、経済にも興味がある。

・エンジニアになりたいが、固有技術よりも組織活動の全体を理解でき、マネジメントするような管理技術を身につけたい。

・将来、起業家、経営戦略企画スタッフ、コンサルタント、経営システム・情報システム・生産システムなどのSE、セールスエンジニア等を志望している。

・同分野の研究者を志望している。

・多様なデータを分析して施策を立案したり、先進的な分析技術を駆使してビジネスデータを解析するデータサイエンティストを目指したい。     

Q. 経営学との違いは何ですか?

A. 経営システム工学科では、経営における問題解決と意思決定に対して、科学的・工学的方法論に裏打ちされた方法を教育・研究しています。また、そのために最新の情報技術を使いこなす基本的技術力とシステム技術を習得します。経営システム工学は工学系ですので、本学科を卒業して得られる学位は「工学」になります。

Q. 情報工学との違いは何ですか?

A. 最新の情報技術を組織の経営に活かすことを考えます。全体の経営システムや情報システムを構築する上で必要となる要素として情報技術を教育・研究し、経営のわかるシステム技術者を育成します。単に、コンピュータや通信技術を深く学ぶのではなく、情報システムを含めた経営システム全体をデザインできる能力が養われます。

Q. 経営システム工学科の授業ではパソコンが必要でしょうか? また、個人でノートパソコンを購入する必要があるでしょうか?

A. はい。特に演習・実験の中で、個人所有のノートパソコンでの作業があります。その際、必要となるノートパソコンのスペックについては、毎年事前にお知らせしています。
パソコンは個人で購入されても構いませんが、入学前に大学生協において学科推奨のパソコンを注文することも可能です(引渡しは入学後となります)。

Q. 研究室の活動とはどのようなものでしょうか?また、研究室への配属はどのように決定されるのでしょうか?

A. 高校までの教育と大学教育が最も異なる点の一つが研究室での研究活動です。在学生は3年生後期になると研究室に配属され、指導教授から直接的な研究指導を受けながら、研究活動を開始します。4年生の必修である卒業研究を通じて、経営システム工学分野の専門性を高めると共に、高度な思考能力やプレゼンテーション能力が養われます。

※2012年度3年生に適用される配属方法は以下のとおりです。
(時期)3年生9月末に配属(希望調査は3年生の7月~9月に実施予定)
(条件)2年までに、規定の単位を修得していること
(方法)研究室の配属は、各人の希望、成績、研究室間のバランス等を参考にして行います。

Q. 理工学部は男子学生が圧倒的に多いというイメージがありますが、女子でも安心して学べる環境ですか?

A. 2012年度は約15%の女子学生が本学科に入学し、勉学に励んでいます。大学院に進学する女子学生も多く、また卒業後には各分野で活躍しています。入学後はクラス担任制度を設けており、授業、進路、生活等に関する問題や悩みを自由にクラス担任の先生に相談することができるようになっていますので安心です。
また、理工キャンパスには総合健康教育センター分室が設置されており、健康やからだに関する相談等も随時受付けています。 本学科では男女を問わず意欲のある学生を望んでいます。     

Q. 教員免許状は取得できますか?

経営システム工学科では、教員免許を取得できるカリキュラムは用意されておりません。ご了承ください。

Q. 大学院への進学率はどれくらいですか?また、進学する際に試験は必要ですか?

A. ここ数年の傾向では、約半数以上の学生が大学院に進学しています。
進学には推薦入試制度があり、規定の成績以上を収めている学生には推薦入試を受ける権利が与えられ、面接試験のみで進学が可能となります。大学院への進学を希望する学生のほとんどがこの推薦入試制度を利用して進学をしています。
また、規定外の成績の場合でも、一般入試を受けて進学することができます。     

Q. 経営システム工学専攻」と「経営デザイン専攻」の違いはなんですか?

A. 経営システム工学専攻」は、広範な経営システムのモデリングに重点を置き、深い思考力と分析力の習得を目指した専攻です。「経営デザイン専攻」は,価値創造産業の事業創造・改革に焦点を当て、新しい教育形式で事業経営の実践力の習得を目指した専攻です。本学科では、学部で学んだ経験に基づき、自分に適した大学院の専攻を志望することができます。