後藤研究室では、情報統計と情報構造化技法という武器を用いて、経営工学に関わる様々な問題を対象として研究を行っています。高度な情報化社会を迎えた現在、様々な場面で複雑なデータの分析技術や処理技術が活用されるようになりました。例えば、企業や組織の業務においても、人間が書いた自由記述の文書データが膨大に蓄積されています。インターネット上にも、膨大な量の製品やサービスに関する情報が溢れるようになりました。ECサイトでは、多くのユーザの購買履歴データがデータベースに保存され続けています。このような膨大なデータを適切に分析し、経営に活用できれば、これは大変有用な情報となるはずです。コンピュータ自身が実データから学習し、より頭が良くなっていくような学習機械もしかりです。私達の研究室では、そのような様々な技術の基盤をなす情報モデルや統計モデルを研究し、Webマーケティングや経営情報分析への応用を目指しています。
修士2年
張 倩
私は現在、小売店の購買履歴データを用いた顧客の分析手法について研究をしています。このようなデータは膨大ではありますが、分析すればするほど、新たな知見を得ることができ、とても興味深いです。小売店の経営に自分の研究を活用してもらうことを目標としています。後藤研究室は、先輩が後輩の面倒をよく見るという伝統があり、雰囲気がとても良い研究室です。ゼミやイベントが多いため、一緒にいる時間も多く、留学生の私にとっては家族のような、心が暖かくなる場所です。
修士2年
山本 祐生
私はwebニュース記事等のテキストデータを解析する研究に従事しています。これらのテキストデータには、必ず対象となる話題が存在すると考えられますが、その観測できない“話題”をどのように統計モデルとして表現するのか、これがこの研究の面白みであり、やりがいになっています。後藤研では、研究に対して真面目に取り組む一方で、先生を筆頭に、宿や飲み会(近年では、過去の反省を活かし落ち着きつつありますが…)等のイベントに対しても積極的に行う風土があり、日々、和気藹々としています。是非、興味のある方は一度訪問してみてください。
修士1年
荒井 琢充
研究って、すごいことですよ。なぜかって、世界でその道を歩んだのは自分だけなんです。だから、どの道を歩むかも、どのように歩むかも、全部自分で決めなきゃいけないのです。これだけ聞くと不安でいっぱいですよね。でも、大丈夫。この研究室なら、同じように歩んできた先輩方と2人3脚で道を歩んでいくとができます。これは、後輩にとっては心強いですし、先輩にとっても後輩と同じ視点で考えることでたくさんのことを学べます。そんな文化のある後藤研究室で一緒に研究という道を歩んでみませんか。
学部4年
西尾 友里
私は2年生の時に後藤研究室のネパール研修プログラムに参加し、ネパールでの2週間で後藤先生や後藤研究室の先輩たちとたくさん関わりとても充実した経験をしました。私は先生や先輩の人柄や雰囲気がとても気に入ったので後藤研究室に入ることに決めました。後藤研究室に配属された今では情報数理や機械学習の研究に取り組んでいます。数式が多く数学的要素も強いので私の苦手だと感じる分野でしたが、先輩方にたくさん教えてもらったので今では研究が楽しいです!後藤研究室は先輩後輩のつながりが強く、自分のわからないことや悩んでいることについて相談できるので本当に充実して研究を進められます!