早稲田大学創造理工学部 経営システム工学科
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棟近 雅彦 教授

Masahiko MUNECHIKA

■所属/専攻
経営システム工学科、経営デザイン専攻

■専門分野
品質管理、品質経営、統計解析

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感性品を世に送り出す
品質経営システムのデザイナー

私の研究室では、「質の向上を通じて社会に貢献する」を理念に掲げて研究・教育を行っています。質のよい製品やサービスとは、お客様を満足させることができる製品やサービスです。自動車や携帯電話のようなハードウェアはもちろん、医療やホテルなどのサービスでも、お客様の要求に合ったものを提供できることが大切です。企業や病院などの組織が、お客様の要求に合った製品やサービスを提供するには、そのためのシステムや手法が必要です。私たちは、質をよくするためのシステムや手法の開発に取り組んでいます。
お客様に喜んでもらうには、ニーズに合った新商品の開発がキーです。そのために、要求を把握するための方法や、人のイメージやフィーリングで評価される感性品質をどう製品に取り入れるかについて研究を進めています。また、医療の質を高めるにはどうしたらよいかも重点的に研究しています。ぜひ、研究室のHPをご覧になってください。”

研究室メンバー

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修士2年

渡邊 阿沙子

品質のよい製品とはどのようなものでしょうか?製品設計時には、性能の良さだけでなく、使いやすさやデザインなど、さまざまな要因を考慮しなくてはなりません。しかし、人の感覚は数値的に測ることができず、どんな製品にしたら良いかはなかなかわかりません。棟近研では、このような人の感性的な評価を製品設計に反映する研究をしています。企業と共同研究をしているので、実際の製品を用いて、現実の課題に取り組むことができるのが棟近研の魅力です。

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修士1年

若林 佑介

棟近研究室では、災害時でも地域で医療を提供し続けるための仕組みについて研究しています。私はその中でも、災害時用の文書や、訓練・演習について病院と共同で研究をしています。この分野は従来の研究が少なく、解決すべき課題が山積みであるため、非常にやりがいを感じています。一方で、共同研究先の病院の方と議論をしながら研究を進めていくので、自分の思うようにいかないことも多いです。しかし、時間をかけて作り上げたものが、病院で実際に活用されたときは、大きな喜びを感じることができます。

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修士1年

山崎 彰子

理系の研究室となると、確かに女子学生は少ないですが、棟近研究室には毎年、一定数の女子学生が入る傾向があるうえ、女性の秘書さんもいます。また、修士の学生が学部の学生の面倒を見る担当制度や年2回の本気のボーリング大会、ゼミだけでなく全員で野球やバレーボールなどスポーツを行う年2回の合宿があり、男女問わず仲良くなれる環境が整っています。そして、棟近先生は見た目によらずお茶目な一面を持っており、接しやすく、あたたかく見守ってくれるため、自分の思うように多くのことにチャレンジできます。

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学部4年

酒井 智彦

棟近研究室では、学部4年生に修士1年の先輩2名が卒業論文の指導担当として付くことが慣例になっており、親身になって研究の相談にのってくださいます。そのため、学年問わず仲が良く、和気藹々とした雰囲気の研究室です。一方、研究に取り組むとなると、真剣に議論し合い、メリハリのきいた研究室でもあります。また、例年、大学院に進学する学生が多いので、院進学を希望する学生には、それを見据えた指導をしていただけます。大学院の進学を考えている学生には、ぴったりの研究室だと思います。